
雨シーズンを味方に!梅雨どき外壁塗装の意外な得ワザと落とし穴

「梅雨に外壁塗装って大丈夫?」と不安に感じる方も多いかもしれませんが、実は梅雨の時期でも外壁塗装は十分に可能です。特に大阪市内のように気候に地域差がある場所では、天候を見極めながらスケジュールを組むことで、問題なく塗装工事が進められることも少なくありません。
梅雨というと「工事が進まない」「塗料が乾きにくい」といったマイナスのイメージが強いですが、実際には梅雨ならではのメリットも存在します。たとえば、依頼が少ない時期であるためスムーズに施工が進められるケースもあり、費用や工期面での利点も見逃せません。
今回は、これまでに1万件以上の施工実績を持つ私たちの経験から、梅雨時期に外壁塗装を行う際のメリットと注意点について詳しくご紹介します。
梅雨でも塗り替えOK!?雨を味方にする外壁リフレッシュ術
梅雨の時期に外壁塗装を検討している方にとって、最も気になるのは「本当に工事ができるのか」という点ではないでしょうか。結論から言えば、梅雨のシーズンでも外壁塗装は可能です。ただし、長く続く雨の影響で作業が進まない日が出てくる可能性があるため、通常よりも工期が延びることがあります。
とはいえ、梅雨は外壁塗装の依頼が減る時期でもあるため、予約が取りやすく、技術力の高い職人に依頼できるチャンスでもあります。そういった意味では、むしろ狙い目の時期とも言えるでしょう。
この季節に外壁塗装が敬遠される最大の理由は、やはり雨が多い点にあります。塗装作業は基本的に晴天時に行われるため、たとえ小雨でも施工は中断されます。特に5月下旬から6月にかけては降雨日が多いため、塗装を見送る人が増える傾向があります。
雨天が外壁塗装に与える悪影響
雨水は、外壁塗装・屋根塗装の工事中における、塗膜の乾燥塗膜硬化(塗料の乾燥不良中)に悪影響を与えます。
具体的には、雨の日で湿度が高くなると塗装表面が不十分な乾燥状態で塗膜表面に水分が付着し、85%以上の場合塗膜表面に水分が溜まる危険性があります。
この結果、外壁塗装の仕上り状態が、艶がなくなったり、色ムラが起こったりします。
梅雨シーズン外壁塗装のメリット&落とし穴
梅雨の時期に外壁塗装を行う場合、注意すべき点と利点の両方があります。
まずデメリットとしては、やはり雨天が多くなるため、塗装作業が中断されることもあり、結果として工期が予定より長引く可能性があるという点が挙げられます。特に連日の降雨や湿度の高い日が続くと、作業スケジュールに大きな影響を与えることになります。
一方でメリットとしては、この時期は塗装を控える人が多く、業者の予約が比較的取りやすいことが挙げられます。そのため、技術力のある職人を選びやすく、質の高い施工が期待できるタイミングでもあります。工期に余裕がある方にとっては、むしろ狙い目のシーズンと言えるでしょう。
梅雨の特徴(関東地方)
特徴 | 詳細内容 |
---|---|
梅雨の時期 | 6月初旬から7月中旬まで。梅雨入りは6月上旬、梅雨明けは7月中旬から下旬。 |
降水量の増加 | 平年より多くなることが多く、局地的な大雨や雷雨が発生することがある。 |
湿度の上昇 | 湿度が80%以上となり、蒸し暑く不快指数が上昇する。 |
気温の変動 | 日中30℃を超えることもあり、雨で急激に気温が下がることもある。 |
曇りや雨の日の多さ | 晴れ間が少なく、曇りや雨の日が多く、長期間雨が続くことがある。 |
梅雨後半の特異な気象 | 7月に強い雨が降り、大雨になることがあり、台風や熱帯低気圧の影響を受けやすい。 |
異常気象の影響 | 記録的な豪雨や乾燥など、近年は異常気象が影響を与えることがある。 |
季節ごとの外壁塗装の特徴
🌸 春(3月〜5月)
- 気温・湿度:気温が上昇し、湿度も安定して低めです。
- 塗装の特徴:
- 乾燥が早く、塗膜の定着が良好です。
- 湿度が低いため、カビや藻の発生リスクが低いです。
☀️ 夏(6月〜8月)
- 気温・湿度:高温多湿で、梅雨の影響で湿度が非常に高くなります。
- 塗装の特徴:
- 乾燥時間が長く、塗料の定着が不安定になる可能性があります。
- 湿度が高いため、塗膜の膨れや剥がれ、カビ・藻の発生リスクが高まります。
🍁 秋(9月〜11月)
- 気温・湿度:気温が下がり、湿度も安定して低めです。
- 塗装の特徴:
- 乾燥が早く、塗膜の定着が良好です。
- 湿度が低いため、カビや藻の発生リスクが低いです。
❄️ 冬(12月〜2月)
- 気温・湿度:低温で湿度も低く、乾燥しています。
- 塗装の特徴:
- 乾燥が早く、塗膜の定着が良好です。
- 低温下では塗料の乾燥が遅くなる場合があるため、使用する塗料の種類に注意が必要です。
季節 | 特徴 | 塗装の注意点 |
---|---|---|
春 | 高温・低湿度 | 乾燥が早く、塗膜の定着が良好 |
夏 | 高温多湿 | 乾燥時間が長く、塗膜の膨れや剥がれ、カビ・藻の発生リスクが高い |
秋 | 低温・低湿度 | 乾燥が早く、塗膜の定着が良好 |
冬 | 低温・低湿度 | 乾燥が早く、塗膜の定着が良好。ただし、低温下では塗料の乾燥が遅くなる場合がある |
季節ごとの気象条件を考慮して、外壁塗装の時期を選ぶことが重要です。特に梅雨時期の高湿度や夏の高温多湿には注意が必要です。適切な時期に塗装を行うことで、塗膜の定着が良好になり、長持ちさせることができます。