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防水工事と外壁塗装は同時に行うのが理想的な理由とは?

「外壁塗装と一緒に防水工事も勧められたけれど、実際に防水工事は必要なの?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

外壁塗装は建物の美観を保ち、耐久性を高めるために大切なメンテナンスですが、特にベランダや屋上の防水工事』となると、本当に必要なのか疑問に思う方もいるでしょう。

 

「見積書に記載されている防水工事、実は不要なのでは?」

「今、施工しないと問題が出るの?少し先延ばしにしても良いのでは?」

 

こうした疑問や不安にお応えするため、防水工事と外壁塗装を同時に行うメリットや防水工事の種類について、わかりやすくご説明します。

 

なぜ防水工事と外壁塗装は同時施工がおすすめなのか?

 

このページでは以下の内容を詳しく解説しています。

  • 外壁塗装と防水工事を同時に行うことで得られるメリット
  • 防水工事の役割や種類、具体的な施工方法の違い

防水工事のタイミングに悩まれている方や、見積もりの項目に疑問を持たれている方は、ぜひご参考にしてください。

外壁塗装や防水工事についての理解が深まり、最適なメンテナンス計画を立てる一助になれば幸いです。

 

防水工事と外壁塗装は同時施工がベスト!その3つの理由とは?

 

「外壁塗装と一緒に防水工事も必要と言われたけれど、本当に一緒にやるべきなの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

ここでは、防水工事と外壁塗装を同時に行うことのメリットについて、具体例とともに詳しく解説します。

 


 

1. 雨漏りのリスクを軽減できる

 

防水層が劣化したベランダや屋上からは、隙間を伝って雨水が侵入し、雨漏り被害につながることがあります。

雨漏りを放置すると、建物の基礎部分の腐食が進み、大規模な工事が必要になる場合も。

防水工事と外壁塗装を同じタイミングで行うことで、雨漏りリスクを未然に防ぐことが可能です。

 

(ベランダからの雨漏り例)

例えば、ベランダの防水層が劣化し、基礎内部に雨水が侵入していることがわかるケースでは、早急に防水工事を施すことで建物全体の耐久性を確保できます。

また、屋上の排水が詰まり、雨水が溜まってしまうと、水たまりから浸水し雨漏りの原因となることも。こうした場合にも防水工事を施すことで、被害を防ぐことができます。

大規模な工事へ移行した場合の金額は、単体の防水工事のなんと10倍ほどの金額になることもあるようです。

 


 

2. メンテナンススケジュールが立てやすい

 

外壁や屋根の塗装を一度に行うと、足場の設置や撤去が一度で済むため、工期短縮と費用削減が実現します。

 

(防水工事と外壁塗装の同時施工例)

『防水工事』も同じタイミングで行うと、次回のメンテナンスまでの期間が揃うため、スケジュール管理がしやすくなるのもメリットです。

単独で行うことも可能ですが、建物全体を一括してメンテナンスすることで、定期点検や次回のメンテナンス計画がより効率的に立てられます。

 


 

3. アフターフォローがスムーズに対応できる

 

防水工事と外壁塗装を異なる時期に、別の業者に依頼した場合、施工後に雨漏りなどの不具合が出ると、その原因がどちらの施工によるものか判断が難しいことがあります。

こうしたケースでは、それぞれの業者間で原因の押し付け合いが起きることも。

 

しかし、同一のタイミングで一社に依頼しておけば、万が一の不具合にも対応がスムーズです。複数の業者に連絡先や対応方法を問い合わせる手間がなくなり、アフターフォローも一本化できるため安心です。

 

防水工事と外壁塗装の同時施工のメリットを踏まえて、最適なメンテナンスを計画してみてはいかがでしょうか?

 


 

防水工事の内容と種類について解説:最適な防水工法を選ぶためのポイント

 

 

防水工事には、塩ビシート防水ウレタン防水FRP防水の3種類があり、それぞれに適した場所や用途があります。

ベランダや屋上の防水工事においては、建物の環境や耐久性の要件を踏まえ、最適な工法を選ぶことが重要です。

 

各工法の具体的な内容とメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

 


 

1. 塩ビシート防水:耐久性と施工性に優れた工法

 

 

【特徴】

塩ビシート防水は、塩化ビニル製のシートを使用する工法で、強度と耐久性に優れています。

シートを下地に貼り付けることで防水層を形成し、雨水の浸入を防ぎます。

この工法は、大面積を短期間で施工できるため、一般の戸建て住宅のベランダからビルやマンションの屋上まで広く活用されています。

 

【施工方法の種類】

密着工法:接着剤を用いて塩ビシートを下地に貼り付けます。施工時間が短く、コストも抑えられるため、特に戸建て住宅に適しています。

ただし、下地とシート間に通気性がないため、湿気によってシートが浮く場合があるものの、塩ビシート自体は非常に強度が高く、破れる心配が少ないのが特徴です。

機械固定工法:専用のディスクを使って、シートを下地に固定します。

接着剤を使わないため、湿気によるシート浮きのリスクが少なく、下地が多少劣化していても施工可能です。

ただし、施工時に機械を使うため、振動音が発生する場合があります。

 

【メリット】

耐久性が高い:塩ビシート防水の耐久年数は約15~20年とされ、他の防水工法よりも長持ちする傾向にあります。
湿気に強い:機械固定工法の場合、シートの通気性が確保され、湿気によるシート浮きを抑えることができます。
低メンテナンス:塩ビシート防水は基本的にメンテナンスが不要なため、長期間の耐久性が期待でき、コストパフォーマンスに優れます。

 

【デメリット】

高コスト:最も安価なウレタン防水と比較すると、1㎡あたり12,000~15,600円とやや高額です。
継ぎ目が発生:シート同士をつなぎ合わせて施工するため、継ぎ目の部分が必ず発生します。継ぎ目処理を丁寧に行わないと、隙間から雨水が侵入するリスクがあるため、施工技術が求められます。
専門技術が必要:塩ビシート防水の施工には専用機材や知識が必要で、経験豊富な業者の選定が重要です。

 

 

【実際の使用例】

ビルやマンションの屋上や、広範囲のベランダ防水に適しており、耐久性と防水性が求められる大規模な建物によく利用されます。

 


 

2. ウレタン防水:コストパフォーマンスが高く、多用途に対応できる工法

 

 

【特徴】

ウレタン防水は、ウレタン樹脂を塗り重ねることで防水層を形成する工法です。

塗装型の防水工法のため、複雑な形状や凹凸のある下地にも柔軟に対応できることが特徴で、戸建てのベランダや屋根、複雑な構造の施工にも適しています。

 

【メリット】

経済的:他の防水工法と比べて最も安価であり、広い範囲でもコストを抑えて施工が可能です。
柔軟性が高い:複雑な形状や凹凸のある下地にも塗り込むことができ、シームレスな仕上がりになるため、美観も保たれやすいです。
工程がシンプル:塗料による施工のため、足場が不要な場所にも対応しやすく、迅速な施工が可能です。

【デメリット】

耐久性が低い:ウレタン防水の耐久年数は5~7年程度と、他の工法に比べると短いため、定期的なトップコートの塗り直しが必要です。
湿気に弱い:ウレタン防水層は湿気の影響で浮きや剥がれが発生しやすいため、施工環境やメンテナンスの頻度が大切です。

 

 

【実際の使用例】

戸建て住宅のベランダや小規模な屋根の防水に最適です。

特に美観を保ちたい場所や複雑な形状の場所に適しており、経済的でメンテナンスの負担が少ないことから人気の工法です。

 


 

3. FRP防水:耐久性と強度が高い、強靭な防水工法

 

 

 

【特徴】

FRP(繊維強化プラスチック)防水は、樹脂にガラス繊維などを混合して強度を高めた工法です。

浴槽や船底に使用されるほどの強度があり、特に新築住宅のベランダで多く利用されています。また、耐荷重が必要な場所にも適した防水工法です。

 

【メリット】

高い防水性:ウレタン防水よりも防水性が高く、長期にわたり雨水の浸入を防ぎます。
非常に硬い仕上がり:強度が高く、屋上駐車場などにも耐えうる耐久性を持ち、住宅のベランダに最適です。
シームレスで美観を保てる:ガラス繊維を含むFRPは継ぎ目がなく、硬くて光沢のある仕上がりになるため、見た目の美しさが長く持続します。

【デメリット】

施工時の臭い:FRP防水は施工時に独特の臭いが発生するため、住宅地では環境への配慮が必要です。
硬い反面、ひび割れに弱い:地震や衝撃などでひび割れが生じやすいため、施工後のメンテナンスが重要です。
高コスト:耐久性の高さに伴い、コストが高く、施工には経験豊富な業者の技術が求められます。

 

 

【実際の使用例】

FRP防水は、強度と防水性が要求される住宅のベランダや屋上に最適です。

特に新築住宅のベランダでの利用が多く、軽量かつ強固で耐久性の高い防水が必要な場所で利用されています。

 


 

防水工事は、塩ビシート、ウレタン、FRPといった工法の特徴を理解し、建物の環境やライフスタイルに合わせた最適な工法を選ぶことが重要です。

それぞれの特性をよく検討し、信頼できる業者に相談することで、建物の寿命を延ばし、安心して暮らせる環境を整える一助としてください。

 


 

【まとめ】防水工事と外壁塗装は同時施工が理想的!

 

ベランダや屋上の防水工事は、雨漏りを防ぎ、建物の寿命を延ばすために欠かせないものです。

意外と見逃しがちですが、雨漏りの原因がベランダや屋上の防水層の劣化にあるケースは少なくありません。

そのため、外壁塗装と合わせて防水工事を行うのが最も効果的です。

 

最適な防水工法を選ぶために

ご紹介した以下の3つの防水工法には、それぞれの特徴とメリットがあり、建物の構造や環境に応じて適した方法が異なります。

 

塩ビシート防水:耐久性が高く、広範囲の施工に適しています。
ウレタン防水:経済的で複雑な形状にも対応可能です。
FRP防水:強度が高く、耐久性に優れているためベランダに最適です。

 

どの工法がお住まいに最適か選ぶのは簡単ではありません。

防水工事を検討される際は、ぜひお気軽にご相談ください。

外壁塗装のタイミングに合わせた施工から、防水工事のみのご依頼まで、専門スタッフがご要望に応じて対応いたします。

最適な防水工事で、安心できる住まいを長持ちさせましょう。