FV
FV

シロアリの侵入経路と被害を受けやすい家の場所を徹底解説!

シロアリは家屋にとって重大な脅威です。

木材を食害することで、住宅の構造を弱体化させるだけでなく、発見が遅れると修繕費用が高額になることもあります。

しかし、シロアリがどこから侵入しやすいのかを知り、早期発見と対策を講じることで被害を最小限に抑えることが可能です。

この記事では、シロアリの侵入経路や被害に遭いやすい場所、予防策について詳しく解説します。

 


シロアリとは?

シロアリは木材を主食とする昆虫で、家屋に大きな被害を与える害虫です。

特に日本では、建物の基礎や内部に侵入して木材を食い荒らすことが問題視されています。
以下ではシロアリの種類や活動時期、侵入経路について詳しく解説します。

 

シロアリの種類

シロアリにはさまざまな種類がありますが、日本で特に多く見られるのは以下の2種類です。

  • ヤマトシロアリ:日本国内で最も広く分布している種類で、湿った木材を好む特徴があります。
  • イエシロアリ:繁殖力が非常に高く、集団で活動するため大規模な被害を引き起こす可能性があります。
 

シロアリが活発に活動する時期

シロアリが活発に活動する時期は、主に4月から7月の暖かい季節です。

この時期には、シロアリが巣から羽アリを放出し、新しい巣を作るための活動が盛んに行われます。

特に、湿気の多い環境や木材が豊富にある場所はシロアリにとって理想的な条件となるため、注意が必要です。

羽アリが建物の周辺で飛んでいるのを目にした場合、それは家の近くでシロアリが繁殖活動を行っている可能性を示唆します。

このような兆候を見逃さず、早急に専門業者に相談したり、侵入経路の点検や防止策を講じることが重要です。

また、この時期は定期的に家の周囲を確認し、異常がないかチェックすることで、シロアリの被害を未然に防ぐことができます。

 

シロアリが侵入しやすい経路

シロアリは、さまざまな経路から家屋に侵入し、建物の構造に大きな被害を与えることがあります。

まず、基礎部分のひび割れが挙げられます。基礎は家を支える重要な部分ですが、コンクリートに小さなひびが入ると、その隙間を通じてシロアリが侵入することがあります。

次に、配管の隙間も危険です。水道管やガス管が通る部分は湿気がたまりやすく、シロアリが好む環境を提供してしまいます。

さらに、庭に放置された木材や枯れ葉にを作ったシロアリが、そこから家屋に侵入するケースもあります。ウッドデッキや花壇など、木材を使用している場所も注意が必要です。

また、地面と接触する木材部分、特に床下や玄関の柱などは、シロアリの侵入リスクが高いため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。

これらの侵入経路をしっかりと把握し、適切な防止策を講じることが被害を未然に防ぐ鍵となります。

 

被害に遭いやすい場所

シロアリが侵入すると、特に以下のような場所が被害を受けやすくなります。それぞれの特徴を理解し、定期的に点検を行うことが重要です。

  • 床下:床下は暗く湿気が多いため、シロアリの活動に適した環境です。床下の木材が食害されると、建物全体の耐久性が大きく損なわれます。
  • 壁内:シロアリが壁の内部に侵入し、柱や梁を食害することがあります。外見では気づきにくいため、羽アリの発生や異音が兆候となります。
  • 玄関や窓枠:雨水や湿気がたまりやすいため、玄関や窓枠もシロアリの侵入リスクが高いです。
  • ウッドデッキやベランダ:庭やベランダに設置された木材部分も被害に遭いやすい場所です。特に防腐処理されていない木材は注意が必要です。
  

シロアリ被害を防ぐための予防策

シロアリの被害を防ぐためには、日常的なメンテナンスと環境の管理が重要です。

まず、家の基礎部分にひび割れがないかを定期的に点検し、発見した場合は迅速に修繕することが必要です。

また、水道管やガス管が通る隙間はシロアリの侵入経路となるため、シリコンやパテでしっかりと密閉しましょう。

庭の環境管理も欠かせません。枯れ葉や木材を放置しないようにし、ウッドデッキなどの木材部分には防腐処理を施すことで、シロアリの巣作りを防ぐことができます。

さらに、湿気はシロアリにとって好都合な環境を提供するため、床下の湿気を取り除くために換気扇や除湿剤を利用し、雨水がたまりやすい場所の排水状況を改善することが重要です。

最後に、専門業者による定期的な点検を受けることで、シロアリの早期発見と迅速な対応が可能になります。これらの予防策を実践し、シロアリの侵入を未然に防ぎましょう。

 

シロアリが侵入した場合の対策

シロアリがすでに侵入している場合、早急な対応が必要です。

まず、専門業者に依頼する方法が最も確実です。専門業者は、シロアリの巣の場所を特定し、適切な薬剤や方法を用いて徹底的に駆除を行います。また、再発を防ぐためのアドバイスや予防策を提供してくれるため、長期的な安心感を得ることができます。

一方、巣の場所が特定できる場合は、DIYで駆除を試みることも可能です。市販のシロアリ駆除剤を使用して、被害部分を重点的に処理します。しかし、巣が完全に駆除できなかったり、見えない部分にシロアリが残るリスクもあるため、DIYは応急処置として考えるのが適切です。

どちらの場合でも、駆除後は被害箇所を修復し、侵入経路をふさぐなどの再発防止策を講じることが重要です。

 

まとめ

シロアリは家屋に深刻な被害をもたらす害虫です。侵入経路や被害に遭いやすい場所を把握し、日常的な予防策を講じることで被害を防ぐことができます。万が一シロアリの兆候を発見した場合は、専門業者に相談し、迅速に対策を取ることが重要です。家を長く安全に保つために、定期的な点検とメンテナンスを欠かさないようにしましょう。