瓦屋根の種類と知っておきたいメリット・デメリット|ホームドクター119番
こちらでは東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城・栃木・群馬にお住まいの方に向けて、屋根瓦についての情報を発信します。瓦の種類や特徴をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
屋根瓦にはどんな種類がある?
一般住宅で主に使われている屋根瓦は「粘土瓦」と「セメント瓦」です。それに「銅板瓦」を加え、素材別に特徴をまとめました。
- 瓦の種類
- 粘土系瓦釉薬瓦(陶器瓦)
- 粘土系瓦無釉薬瓦
- セメント瓦プレスセメント瓦
- セメント瓦コンクリート瓦乾式コンクリート瓦
- 銅板瓦
- 説明
- 粘土瓦に釉薬を塗ってから焼き上げたもの
- 釉薬を使わずに焼き上げたもの
- セメントと砂が主な原料。加圧成形される
- セメントと水、骨材が主な原料。押し出し成形される
- 銅板で作られたもの
- 特徴
- 屋根瓦として最も多く使われている。
お茶碗のようなツルツルとした表面の瓦で、色や形のバリエーションが豊富。
和風・洋風どちらの建物の雰囲気にも合う。 - いぶし瓦:焼きあがった後に燻すことで、表面に炭素膜が作られ、炭のような色になる。
和風建築の雰囲気に合う。
素焼き瓦:焼き上げたそのままの瓦で、明るい土色が特徴。
瓦の中では比較的安価。
南欧風住宅の雰囲気に合う。 - 耐久性の高いフッ素樹脂塗料などで着色されている。耐火性に優れ、色や形状のバリエーションが豊富。
- 一般的に「洋瓦」と言われ、メーカーによってモニエル瓦・パラマウント瓦・スカンジア瓦など呼び名が異なる。
- 緑青によって自然な色合いになる。神社仏閣に多く使用されている。
- メリット
- 耐久性・遮熱断性・耐火性・防水性・防音性に優れている。
- 同左
- 色や形のバリエーションが豊富。耐火性に優れている。比較的安価
- 同左
- 耐久性に優れている。軽量
- デメリット
- 屋根材の中では価格が高め。重量があり、建物の耐震強度に影響がでる。
- 同左
- 瓦自体に防水性はなく、定期的な塗装メンテナンスが必要。衝撃に弱い
- 同左
- 高価。薄いため、雨音が住宅内部に多少響く
また、瓦の形状によっても種類が分かれます。
- 通称
- 和瓦・和形・日本瓦
- 平板瓦・フラット型
- スパニッシュ瓦
- 本瓦
- 正式名称
- J形瓦
- F形瓦
- S形瓦
- –
- 由来
- 「Japanese」の頭文字
- 「Flat」の頭文字
- 「Spanish」の頭文字
- –
- 瓦の形状
- 波型にカーブした瓦
- 平らな瓦
- 和瓦よりも凹凸があり、立体感のある瓦
- 波打った平瓦と円筒形の丸瓦を組み合わせた形の瓦
- 屋根
- 波打ったデザイン
- 洋風なデザイン
- 南欧風なデザイン
- 格式高い神社仏閣のようなデザイン
屋根瓦のメリット・デメリット
屋根瓦のメリット・デメリットを、ほかの屋根材と比較しました。
- 屋根材
- 瓦
- スレート
- ガルバリウム鋼板
- アスファルトシングル
- メリット
-
- 耐久性、遮熱断性、耐火性、防水性、防音性に優れる
- デザインが豊富
- メンテナンスが少なく、部分的な交換も可能
-
- 安価
- 耐火性に優れる
- デザインが豊富
-
- 耐火性、耐水性、耐食性に優れる
- 軽量
-
- 防音性に優れる
- 比較的軽量
- デメリット
-
- 重い
- 高価
-
- 耐久性が低い
- 定期的なメンテナンスが必要
-
- 断熱性、防音性が低い
- 傷やへこみがつきやすい
-
- 強風で剥がれるリスクがある
- 対応している業者が少ない
瓦は震災や台風に弱く壊れやすいイメージがあり敬遠しがちですが、現在では台風や地震に強い軽量防災瓦の開発が進んでいます。
また、瓦の耐震性・耐風性を高めた「ガイドライン工法」が義務化される動きもあり、今後は自然災害にも強い工事が期待できます。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
ホームドクター119番.jp
〒169-0075
東京都新宿区高田馬場1-25-29 ファザーランド高田馬場10F
TEL: 0120-105-119
URL: http://ホームドクター119番.jp
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/