雨樋の種類と雨樋が壊れる原因|ホームドクター119番
こちらでは東京・埼玉・神奈川・千葉・茨城・栃木・群馬にお住まいの方に向けて、雨樋の種類と部品名、雨樋が壊れる原因についての情報を発信します。ぜひ参考にしてください。
雨樋の役割って知ってる?
雨樋(雨どい)にはいくつか種類がありますが、その役割はただひとつ、「溜まった雨水を集めて流す」ことです。
もしも雨樋がなかったら、雨水は屋根から流れてそのまま地面に落ち、家の基礎を腐食させてしまいます。また外壁を伝ったり、地面に落ちて跳ね返った雨水が外壁を濡らしたりして、劣化を早めます。雨水の落ちた先がコンクリートでも、長い年月をかけて削られていきます。
雨樋には、これらを防ぎ建物を守る重要な役割があるのです。
雨樋の形は3つ!
雨樋は、形状によって3つの種類に分けられます。
①半円型
築20年以上の建物についている雨樋は、ほとんど半円型です。角がないため汚れが溜まりにくく、素材によりますが価格も安価。もっともスタンダードな形状です。
②角型
角型は、少し新しい建物や、降水量の多い地域に付けられていることが多いです。半円形よりも流せる水の量が多く、近年多く発生しているゲリラ豪雨に対処できるよう、片側がせりあがった形状のものもあります。
また、片側が角型、もう片側が半円型の「リバーシブル」もあります。
③特殊型
特殊型は、東北や北海道など雪の多い地域で使用されることの多い形状です。屋根の雪かきをする時に滑らせた雪が雨樋を傷めないように、雨樋にカバーがついていたり、雪が雨樋の上を滑り落ちたりする形状になっています。
雨樋の種類
雨樋は、いくつかの部品で構成されています。その種類や名前がわかると、破損した雨樋の修理を依頼する時に説明しやすくなります。
- 軒樋(のきどい・のきとい)
- 屋根から流れてきた雨水を受ける部分です。前項で説明した雨樋の形状は、この部分にあたります。集水器に雨水を流すために少し傾斜がつけられています。
- 集水器
- 軒樋から流れてきた雨水を集める部分で、「あんこう」「枡」とも呼ばれます。集水器に集められた雨水は、呼樋に流されます。
- 呼樋(よびどい)
- 軒樋と竪樋をつなぐ斜めになった樋のことです。壁への支えがないため、外れやすい部分です。
- 竪樋(たてどい)
- 呼樋から流れてきた雨水を地上へ排出するために、外壁に沿って垂直に取り付けられた樋です。「縦樋」と書かれることもあります。
番外 こんな竪樋も!【鎖樋】
竪樋の部分が鎖やリング、花びらのようなデザインになったものを「鎖樋(くさりとい)」といいます。日本発祥で、水の流れを目で見て楽しめる樋です。神社仏閣などで多く使用されていますが、最近では洋風なアレンジのものも増え、カフェや一般家庭でも使われています。
雨樋が壊れる原因
- ①詰まり
- 雨樋には、落ち葉やゴミ、砂などが溜まることがよくあります。軒樋に溜まったゴミが集水器に集まり、水があふれてほかの部品が破損する原因となります。
- ②経年劣化
- 雨樋の耐用年数は、一般的に20~30年と言われています。ビル風など風の強い場所や台風の多い地域では、もう少し短くなる傾向にあります。経年劣化によって雨樋に穴が開いたり、固定している金具が腐食したりします。
- ③台風や大雨・大雪による破損
- 台風や突風などで樋同士を繋いでいる金具が外れてしまったり、ゲリラ豪雨のような大量の雨水を受けすぎて雨樋が破損したりします。また積雪の重みに耐えきれず、雨樋が歪んだりします。
- ④傾斜異常
- 雨樋には、雨水が集水器に向かってスムーズに流れるように傾斜がつけられています。何らかの不具合で雨樋の傾斜に異常が起こると、水平になって雨水が流れなくなったり、逆に勢いが強すぎて集水器からあふれたりします。
- ⑤金具や部品の不具合
- 「樋同士を繋いでいる金具や部品がしっかり固定されていない」「隙間が空いている」などの不具合によって雨樋に大きな負担がかかり、壊れることがあります。
雨樋が壊れたまま放置すると、雨漏りしたりカビやコケが生えたりして建物の劣化を早めてしまいます。必ずすぐ業者に連絡して修理しましょう。
雨樋が壊れたら、是非「ホームドクター119番」までご相談ください!
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