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FRP防水はDIYできる? メリット・デメリットと費用を徹底解説!

 

今回は、「FRP防水をDIYでやってみたいけど、実際どうなの?」という疑問にお答えします。

防水工事と聞くと専門業者に頼むイメージがありますが、最近ではDIYに挑戦する方も増えています。

この記事では、FRP防水の特徴やDIYのメリット・デメリット、かかる費用について詳しく解説していきます!


 

FRP防水ってどんなもの?

FRP防水とは、ガラス繊維で強化されたプラスチックを用いた防水工法の一つです。

FRPは「Fiber Reinforced Plastics」の略で、軽量でありながら非常に丈夫で、さらに耐久性にも優れているという特長を持っています。

このため、雨水をしっかりと防ぎたい屋上やベランダ、バルコニーなどの防水対策として幅広く活用されています。

FRP防水の最大の魅力の一つは、複雑な形状の場所にも対応できる点です。

例えば、凹凸の多い床面や狭い隙間など、一般的な防水材では施工が難しい箇所にもぴったりフィットします。

その結果、施工後の仕上がりが非常に美しく、平らで光沢のある表面が得られるのも特長です。

このような美しい仕上がりは、見た目の良さだけでなく、防水層の均一性を確保することにも寄与します。

さらに、FRP防水は耐久性が高く、長期間にわたって安心できる防水効果を発揮します。

適切な施工と定期的なメンテナンスを行うことで、10年以上にわたる耐用年数を期待することができ、頻繁に雨風にさらされる屋上やベランダなどの環境でも、FRP防水はその性能をしっかりと維持します。

こうした特性から、FRP防水は住宅や商業施設だけでなく、工業用施設や駐車場など、耐久性が求められるさまざまな場所で採用されています。

雨水の侵入を防ぐことが建物の劣化を抑える鍵であることを考えると、FRP防水は非常に信頼性の高い選択肢と言えるでしょう。

その軽量性から、建物への負担を最小限に抑えつつ、高い性能を発揮する点も評価される理由の一つです。

 

DIYでFRP防水はできるの?

「DIYでFRP防水を施工できるのか?」という質問ですが、結論としては可能です。

ただし、ハードルが少し高めで、適切な知識と専用の道具が必要になります。

そのため、事前の準備をしっかり行うことが成功のカギとなります。

DIYの流れ

DIYでFRP防水を行う場合、以下の工程を順番に進めます。

まず、床面の汚れやホコリをしっかり落とし、下地を清潔な状態にします。

この下地処理が仕上がりの品質を左右する重要な作業です。

次に、ガラスマットを床面に配置し、その上から樹脂を丁寧に塗布して馴染ませます。

最後に、硬化剤を使って表面を固め、防水性を高めます。

これらの工程は初心者にはやや手間がかかりますが、小規模な施工であれば挑戦する価値は十分にあります。

DIYのメリットとデメリット

DIYでFRP防水を行うことには、いくつかのメリットとデメリットがあります。

まず、DIYの最大のメリットは、コストを大幅に抑えられる点です。

業者に依頼すると、材料費に加えて施工費用も発生するため、全体の費用が高額になることがあります。

一方、DIYであれば、材料費と道具代だけで済むため、比較的安価に防水工事を行うことが可能です。

また、作業を自分のペースで進められる点も大きな魅力です。

業者に依頼する場合はスケジュールの調整が必要ですが、DIYでは自分の都合に合わせて作業を進められるため、自由度が高くなります。

しかし、DIYにはデメリットも存在します。

特に、施工ミスが発生するリスクが挙げられます。

FRP防水では、下地処理や樹脂の塗布が重要な工程ですが、これらを正しく行わないと防水性が十分に確保されず、雨水の侵入や劣化を招く可能性があります。その結果、後で修復工事が必要になる場合があり、コストや手間が増えることにもつながります。

また、初めてDIYに挑戦する場合、必要な材料や道具を揃える初期費用が意外に高額になる点も注意が必要です。

ローラーや刷毛、プライマーや硬化剤などの工具や資材を一から購入する必要があるため、予想以上の出費が発生することがあります。

総じて、DIYでFRP防水を行うことは、コスト削減や自由度の高さといったメリットがある一方で、施工ミスのリスクや初期費用の負担といったデメリットもあるため、自分のスキルや状況に合わせた慎重な判断が求められます。

 

業者に依頼した場合の費用

FRP防水の施工を業者に依頼する場合、DIYが難しいと感じる方にとって有力な選択肢となります。

業者に依頼する際の費用相場は、1㎡あたり10,000~15,000円程度とされています。

この費用には、材料費や施工費に加え、下地処理や養生などの工程にかかる料金が含まれます。特に広い面積や複雑な形状の施工箇所であっても、業者であればスムーズかつ正確に作業を進めることができます。

プロの技術による高品質な仕上がりは、DIYでは得られない大きな魅力です。

また、業者に依頼することには、施工後の保証が付くという安心感があります。例えば、防水性の不具合が生じた場合でも、保証があれば対応を依頼することが可能です。

このようなアフターサポートが付帯する点は、業者依頼の大きなメリットといえるでしょう。

特に、防水工事は長期間にわたって建物の保護を担う重要な役割を果たすため、確実な仕上がりを求める場合には業者に依頼する方が安心です。

 

DIYと業者の費用比較

一方で、DIYを選択する場合、費用は小規模な施工(1~2㎡)で20,000~30,000円程度が目安となります。

具体的には、FRP樹脂やガラスマット、プライマー、硬化剤といった材料費に加え、ローラーや刷毛などの工具代が必要です。

DIYでは業者依頼よりも費用を抑えることができるものの、下地処理や樹脂の塗布工程で施工ミスが発生するリスクがあります。

そのため、初めてDIYに挑戦する場合は、適切な知識と計画が重要です。

一方、業者に依頼した場合は、費用がDIYよりも高くなる点がデメリットではありますが、より確実な仕上がりと長期間の安心感を得ることができます。

DIYと業者依頼にはそれぞれにメリットとデメリットがありますので、予算や施工箇所の規模、自身のスキルを踏まえて、最適な方法を選択することが大切です。

 

まとめ

FRP防水は、DIYでも挑戦可能な工法ですが、失敗のリスクを抑えたい方や広い面積を施工する場合は業者に依頼する方が無難です。

DIYは、小規模な施工でコストを抑えたい方や作業を楽しみたい方に向いています。

一方、プロに依頼することで、確実な仕上がりや施工後の保証が得られるため、失敗を避けたい方には適しています。

どちらを選ぶにしても、事前の計画と準備が成功のカギです。

自分のニーズや状況に合わせて最適な方法を選びましょう。