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【防水工事の職人監修】ウレタン防水とは?知っておくべき知識を解説

皆さんはウレタン防水という言葉を偶に聞いたことがあると思いますが、どのような工事で、どのくらいの費用がかかるのか分からないという方もいるのではないでしょうか。そのような人のためにウレタン防水についてお伝えてしていきましょう。

防水工事を行ってから何年経過したのか、どのタイミングでメンテナンスを行うべきなのか現状のままで問題はないのか。

このようなことを、ふと考えたことはないでしょうか。

そのような人たちの為に、ウレタン防水について知ってほしいことをこの記事では記載していきますね。

ウレタン防水は、建物や構造物の表面にウレタン樹脂を塗布して行われる防水工法です。ウレタン樹脂は柔軟性があり、耐久性や耐候性に優れているため、様々な建物の防水に使用されているのがウレタン防水の特徴です。そして、ウレタン防水は耐久性が高い・安いのがメリットです。

他にも、どんな場所でも使用できるメリットなどもありウレタン防水は様々な防水工事で使用されています。また、液状化したウレタン樹脂を建物や構造物の表面に複数回塗ることで、防水槽を作り上げます。結論を申し上げますとウレタン防水は建物の中に雨水の侵入を防ぐことができます。

ここ最近では、ウレタン防水をメインに取り扱う業者が増加しているのですが、完成後に正しく施工されたのか判断が行いにくいのが現状です。その為、ウレタン防水を逆手に取り、専門の知識がない悪徳業者が潜んでいる可能性もあると思われます。

これから記載する記事では、ウレタン防水の価格や特徴などを皆様に紹介していきましょう。ウレタン防水についての正しい知識から工事方法やメンテナンスまで、こちらの記事を読むとウレタン防水について理解することができるように記載してあります。今までウレタン防水について、悩んでいた人は是非参考にしてみてください。

ウレタン防水に焦点を当てる

ウレタン防水は防水工事で有用な役割を果たす

ウレタン防水は、建物の様々な箇所で利用される防水工事の一種です。例えば、マンションや屋根などの屋上などで頻繁に使用されています。この方法は、液状のウレタン樹脂を複数回にわたり塗布し、防水層を形成することで雨水の浸入を防ぎます。また、複数回と記載はしてはいますが3回ほど塗ると充分に効果が得られます。ウレタン防水の施工は比較的簡単で防水工事の中でも費用が比較的低く抑えられます。また、ウレタン防水は既存の防水材料の上にも重ね塗りが可能であるため柔軟性に富んでいます。現在では主流な防水工法の一つとなっていて注目を浴びている工事の一つです。通常は約4~6年ごとに再塗装します。その後、約15年間ほどの防水効果を維持することができます。ウレタン防水は液状のため、屋上、ベランダ、バルコニーなど様々な場所に適用することができます。
ウレタン防水のデメリットは、施工に人の手を必要とするため、完全に均一な塗布が難しい点が挙げられます。また、ウレタン防水の塗布後に乾燥に時間を要します。デザイン性に制約があるとも指摘されることもありますが、機能的な観点ではウレタン防水には明確なデメリットはありません。信頼性の高い防水方法を求める場合は、ウレタン防水を選択することが適切です。

ウレタン防水でおすすめの施工方法

ウレタン防水には複数の施工法が存在します。一般的によく使われる2つの施工方法について説明します。

ウレタン防水なら密着工法がベスト

密着工法の最初は下地の準備から始めます。その次にウレタン防水材の塗布へと進み、最後に補強布の貼り付けを行うのが一般的です。そして、その上からウレタン防水材を決められた厚さまで塗ります。塗りを重ねることで仕上げる工法になります。密着工法は、一括して施工できるため施工期間が短縮できるメリットがあります。また、防水工事にかかる費用を低価格に抑えることが可能です。特に短期間で、ウレタン防水を行ってほしいという人にはおすすめの施工方法です。
ただ、注意点として密着工法に使用する材料は施工環境や使用条件に適合している必要があります。例えば、湿気や温度変化に対する耐性がある材料を選ぶ必要があります。そのため、雨漏りが進行している箇所がある建物は通気緩衝工法をおすすめしています。

通気緩衝工法は雨漏りが進行している箇所に

通気緩衝工法は、建築物の外壁や屋根において断熱性や気密性を確保しながら、室内外の温度差による湿気の移動や結露の発生を防ぐ施工方法です。この通気緩衝工法は、外部からの熱や湿気の侵入を制御し、室内の温度や湿度を調節するため通気層と緩衝層を組み合わせて使用するのが一般的です。最初の初期費用は密着工法と比べると高くなりますが、雨漏りしている水分を含んだ下地に一番良い効果的な工法であることは間違いありません。
通気緩衝工法は、長期間にわたって下地に浸透した水分が雨漏りや湿気の原因となるのを防ぎます。また、下地に含まれた水分をシートを通じて外部に排出することで、劣化のリスクを軽減することができます。通気緩衝工法は、特に広い面積のハーフバルコニーやマンションの屋上などにおすすめしています。

これはウレタン防水の補修サイン

ウレタン防水工事を施した後、10年以上が経過した場合には防水工事をおすすめします。また、5年程度経過した際には、ウレタン防水層を保護しているトップコートを塗り替えることを検討すると良いでしょう。
ウレタン防水のメンテナンスは早めの対応が重要です。雨漏りが現在のところ起きていなくても、バルコニーやベランダなど目視できる箇所は日常的に確認し、劣化の兆候がないかを注意深く見てください。また、目視できない箇所については、近くにある高い建物から望遠鏡などを使用して確認することをお勧めします。ウレタン防水工事を施工してから5〜10年が経過した時には、専門業者に雨漏りの点検を依頼することが良いでしょう。もし、望遠鏡を使用して劣化の兆候を発見した場合は、現地で直接確認するよりも状況が悪化している可能性が高いため、迅速に業者に連絡し、ウレタン防水の対策を取るべきです。

以下には、自分の建物の状態を判断する際のいくつかの目安を挙げます。建物や外壁の表面の色が薄くなっている、ひび割れが見られる、排水溝周辺にゴミがたまって水が外部に流れない、雨漏りにより一箇所に水がたまっている、雑草や苔が繁茂している、室内に雨漏りが見られる、ウレタン防水層が膨らんでいる、排水溝が詰まって水が外部に流れない。などです。

もし室内に雨漏りが見られたり、ウレタン防水層が膨らんでいたり、排水溝が詰まって外部に水が流れないなどの症状がある場合は、迅速に業者に点検してもらうことが重要です。

極力ウレタン防水は業者に依頼しよう

ホームセンターで必要な資材を揃えて、ベランダなどを自分でウレタン防水の施工を行うことは可能です。しかし、業者に依頼することをおすすめします。その理由はいくつかあります。まず、ホームセンターで購入する資材と業者が使用する資材では性能に差がある可能性があります。業者が使用する高品質な資材は、耐久性や防水効果が優れており、長期的な保護が期待できます。また、施工を自分で行う場合は正確な知識と技術が必要となります。ウレタン防水は特定の手順と技術を要し、適切な厚さや均一な塗布が求められます。ミスが生じると漏水の原因となり、修復には時間と費用がかかる場合があります。さらに、既存の工法や下地との相性によっては自分で施工した防水材が劣化しやすくなる可能性があります。これによって再び同じ箇所から漏水が発生する可能性があります。これらの理由から、ウレタン防水に関しては専門の業者に依頼することが安心であり、費用と労力の面でも効果的です。特に早めに専門業者に相談し、適切なウレタン防水工事の対策を取ることをおすすめします。

気になる人が多いウレタン防水の価格

ウレタン防水(密着工法)にかかる費用が、工事費や人件費を含めると数5,000円ほどの費用がかかります。これはあくまでも目安です。通気緩衝工法は、密着工法より少し高くなるので、最低6,000円程度かかると認識しておくと良いでしょう。ウレタン防水は使用する塗料品質や施工場所の広さでも値段が変わります。
ウレタン防水を行う際に、あまりに大きな割れや雨漏りがあった場合は、修繕費や撤去費などの別料金が発生する可能性があるので、業者に相談するようにしましょう。

作業の行程を簡単に紹介

ウレタン防水工事の手順で最初に行うのが下地処理です。綺麗な下地を作る為に汚れの取り除き、汚れがあった際は、高圧洗浄機で綺麗な状態にしてから作業を開始します。また、ひび割れがある場合は効果が得られないので、保守してから下地処理を始めます。そこまで完成したら下地の塗装に移り、密着性を高める為に下地塗装に移ります。下地の塗装の手間をかけることで、ウレタン防水材と下地との密着性が向上し耐久性が向上します。その次にシートを貼り付ける作業に進みます。密着性のあるノリを使用しシートを下地に貼り付けます。シートは防水層を形成し、ウレタン防水の基礎となります。次に、脱気筒による湿気除去を行います。脱気筒を設置して湿気を取り除きます。これにより、コンクリート中の気泡や気体を除去し均一な密度と強度を持つ防水層を作ることができます。そして、ウレタン防水の塗布の工程を開始します。コテやローラーなどを使用してウレタン防水を塗布していきます。重ね塗りを行うことで適切な厚さと均一性を確保します。ウレタン防水は液状のため、塗布することで屋根や屋上の隙間や凹凸にも密着し防水効果を発揮します。最後に、ウレタン防水が固まったら再度塗布の作業を行います。数回にわたり重ね塗りを行い任意の厚さと耐久性を確保します。防水保護層を塗布して紫外線やその他の外部要因からウレタン防水を保護します。

ここまででウレタン防水工事の一般的な手順です。ただし、実際の施工には状況や要件に応じた微調整や特殊な工程が必要な場合もあります。また、ウレタン防水工事の施工や使用する材料は、プロの施工業者や専門家の指導のもとで行うことをおすすめします。

ウレタン防水材を長持ちさせるには

排水溝の定期的に洗う

ウレタン防水の工事を終えた屋根から流れた雨水はルーフドレンと呼ばれる排水溝に流れます。そして、排水溝が詰まって雨水が流れないと、水が溜まっている箇所から劣化していきます。陸屋根に出入りできる人は、定期的にゴミや埃などを撤去することを推奨します。ゴミが溜まりにくいようにカバーが付いていますが、そのカバーも外して綺麗に掃除することも対策の一つです。

色が薄れてきたらトップコートを塗り替える目安

トップコートは紫外線から防水層を守る役割があります。そのため、トップコートが剥がれると紫外線や熱などの影響により防水層の劣化が進みます。ウレタン防水だと黄色に変色や硬化が現れ、ひび割れの原因にも繋がります。

また、塗り替えの目安としては5年ごとに塗り替えを推奨しています。トップコートの中には、10年おきに塗り替えでも可能なものもあります。通常に比べて費用はかかりますが、塗り替えの回数や遮熱性による光熱費の削減などを考えるとお得な場合もあります。

何か問題があれば業者にウレタン防水について相談するなどの対応をしましょう。

これで騙させない

ウレタン防水の工事はメリットが多く、悪徳業者も多いのが現状です。本当なら、3回ほどで良いウレタン防水を重ね塗りして防水効果を高めていますが、最後のトップコートを塗った際に、何回塗ったか分からなくなる場合があります。そして、ウレタン防水について専門的な知識がなく、単純に塗って乾かして終了という勘違いしている業者もいます。

見積もりは複数社から取ろう

ウレタン防水は業者によって使用するサービスや資材、料金が違います。そこで、工務店やリフォーム店などウレタン防水などの防水工事を行っている業者から、見積もりを取り比較することが大切です。それぞれ比較し、適切な処置をとる業者に依頼することを推奨しています。見積もり時で大切なことは、分からないことや曖昧な点は質問するようにしてください。専門的な知識がある業者なら丁寧に教えてくれるので安心して頼めます。逆に、お任せくださいと大丈夫ですと言うばかりの業者には気をつけた方が良いでしょう。

見積もり時に見るべき箇所

「防水工事 一式」とまとめて書いていないか

ウレタン防水の工事が始まって、業者からここは工事の範囲外です。追加費用が取られ、見積もり時より料金がかかるケースがあります。実際に現場で点検や工事をしてみないと分からないことがあるので、防水工事では必ず見積もりを出してもらうようにしてください。

使用する資材と商品名を確認する

ウレタン防水でも様々な種類があり特徴も異なります。メーカーで価格も変わるので、どこのメーカー商品を使用するのか業者に確認しましょう。

塗布する面積はチェックする

ウレタン防水を依頼する業者により、計測方法が異なるので、塗布面積が多少変わってくると考えられます。複数社見積もりを出してもらい、塗布面積が極端に差がある場合は気をつけるようにします。そして、適正な料金を出すには、把握している資材の必要数や正しい塗布面積が計算されていないといけないです。ウレタン防水の塗布面積について、どのように面積を算出したのか聞くようにしてください。

業者の実績は確認しておこう

事前に業者の確認を取り、インターネットなどでウレタン防水の実績について検索するようにしましょう。ウレタン防水工事はどのくらいできるのか、依頼する要望と近い実績があるかなどを確認することをおすすめしています。事前に調べることで、ウレタン防水工事のトラブルなどを防ぐことにも繋がります。また、口コミや評判などを確認してウレタン防水について信頼できる会社であるか判断することが大切です。

工事保証やアフターフォローがあるのか見ておこう

工事の保証やメンテナンスがあるのかも選ぶポイントになります。業者で保証期間が変わりますが、保証期間についても保証書をきちんと書面でもらうことを推奨しています。

まとめ

いかがでしたか。記事を読む前よりウレタン防水について理解できたのではないでしょうか。

この記事でのポイントを再度おさらいいたします。

  • ウレタン防水は、ウレタン樹脂を複数回塗ることで防水層を作り出し、雨水の侵入を防ぐ工事のことです。
  • ウレタン防水の施工方法は「密着施工法」「通気緩衝工法」の2つあります。
  • 屋根や外壁の色が薄れてきたり劣化が見られてきたら、業者に依頼して塗り替えた方が良いです。
  • ウレタン防水のような工事は、定期的なメンテナンスが工事費を安く抑えることができます。
  • ウレタン防水の工事を行う時は複数社から見積もりを出してもらい、信頼できる業者に頼むのがベストです。

 

屋上防水工事のご相談は、是非「ホームドクター119番」までご連絡ください!
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